木管楽器のカラオケ -- Fl. / Ob. / Cl./ Sax. ★ピアノ伴奏楽譜はこちらです
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【プロデューサー:Ralph Maceのコメント】
初めてヒロ・フジカケに会った当時のぼくは、
ロンドンのRCAレコードでクラシック音楽のディレクターをしていた。
彼は権威あるエリザベート王妃国際音楽コン クールでグランプリを受賞していて、
クラシックのジャンルの彼の作品を、レコーディングする気はないか
打診するために、ぼくのオフィスにやってきた のだった。
今は現代音楽を出すことに関心がないことを説明し、それ以外のもので何かないかたずねた。
彼はシンセサイザーで演 奏して録音した軽めの曲の入ったカセットをかけた。
その1曲目が『妖精の森』だったのだが、ほんの2、3小節を聴いただけで
ぼくの目は輝き、大変な逸品を 見つけたことを知った。
ヒロの曲はジェームズ・ゴールウェイにぴったりだと、聴いたとたんにぼくにはわかった。1988年3月13日、東京のサウンドバレー・スタジオで、我々全員が顔を合わせた。
それ は、いくらか緊張した会合となった。ジェームズとヒロは初対面だったし、
我々はそれまで一度もシンセサイザーだけの伴奏でレコーディングしたことがなかっ た。
そのシンセサイザーはすべてヒロひとりが演奏するのである。
我々はシンセサイザーをセッティングし、ジェームズの頭にヘッドフォンをかぶ せると、
彼のための最初の曲を演奏した。スタジオの雰囲気は、たちまち生き生きとして信頼に満ちたものになった。
ジェームズとヒロは、
一流のミュージシャ ン同士ならそうなるように、ふたりでする仕事を楽しんだ。
それ以来ぼくらはとてもいい友だちになった。
その結果は『妖精の森』のCDで今も聴くことができる。
これまで何百万もの人たちを楽しませてき たアルバムだ。『妖精の森』は非常な成功をおさめ、それに続くものが求められた。
1992年、 ジェームズがコンサート・ツアーを行っていたオーストラリアのシドニーで、『ひばりは高らかに』をレコーディングした。
今度のアルバムでは、トラディショ ナルとクラシックの曲をやることにして、
アイルランド民謡(タイトル曲)を入れ、クラシックの曲は、
アルビノーニの『アダージョ』から、ボロディン(弦楽 四重奏のための美しい『夜想曲』)、
ショスタコーヴィッチ(“The Gadfly”から『ロマンス』)、そして
フルートとシンセサイザーのために非常に独創的なアレンジをほどこした
ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』 にまでわたっている。
アルバムはまたしても成功をおさめた。
演奏者としてもトラディショナルな曲のアレンジにかけても、
ヒロが卓越した技量を持つことを、 アルバムは余すところなく示している。
もし、偉大な作曲家たちが現代に生きていて、シンセサイザーで演奏するために曲を書いたと したら、当然こんなふうになるだろうというように聞こえるのだ。
ぼくが見るに、ヒロ・フジカケが音楽で成功をおさめたのは、演奏者として、また編曲者としての技量を通してなのはもちろんであるが、
とりわけそのすばらし い生来の作曲の才能によるところが大きいと思う。
それは“神から授かった”ものにちがいない。
なぜならそれは教わることができないからだ。【Ralph MACE-日本語訳:IZZY】















