093 長良川幻想曲 English
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Sample Score

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093 # 長良川幻想曲

「また難問をかかえ込んでしまった……」というのが、伊東尚生先生より、

この曲の作曲を依頼された時の第一印象です。

「岐阜に関係のある有名な演歌を基にして、マンドリン・オーケストラのための曲を……」というのが

今回のご依頼の内容だったのですが、「さて現代のオーケストラ作品として、

演歌をどのように料理しようか?……」というのが最大の問題点でした。

心を込めて歌われる演歌の中には人生の奥深い本質さえ見えかくれする気がするし、

思わず感涙にむせぶような曲もあります。

その演歌をつかって、作曲をするに際して「演歌の語法を抽出して作曲する」というのも

上辺だけになってしまうし、ましてや、メロディーをそのままアレンジしても、

ただ単に茶番になるだけだし……と、なかなか作曲の筆が進みませんでした。

いっそのこと、一旦、演歌とは離れて「長良川の幻想」という

イメージで作曲しようとした思った時、一気に曲想が浮かんできました。

一粒の水滴が川の始まり……水滴が集まり、少しずつ流れを形造る……小川になり、谷川になり、

雄大な長良川へと成長する……夜景の美しい長良川では、鵜飼いのかがり火が水面に映える……

河は、時に大水と共に荒れ狂いはげしい一面をのぞかせる……嵐が去った静けさの中から

演歌のメロディーが流れてくる……そしてまた、川は太古の昔からそうであったように、今日も流れる。

 

2007年改訂版の発表に際して、初演時の演歌は、新たにオリジナルメロディを作曲使用、全体を書き直しました。

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